インドたばこビディの価値

現在休載中。放送作家の禁煙総合サロン。六年間綴った記事の中からあなたの禁煙のヒントが見つかるはず?!
★禁煙所はこちら☆スポンサーサイト★
☆★☆★☆いらっしゃいませ!☆★☆★☆

☆お客さまへ☆
◇やっぴえろの禁煙ブログ『禁煙所はこちら』では、あらゆる角度から、
  『禁煙』『たばこ』及び関連の深い『健康』『美容』について考察しています。
 どうぞお気軽にコメントなど書き込んでいってください。
  (※但し、誹謗・中傷・宣伝などは禁止とします。)
◇尚、当ブログ内の文章・画像・その他の著作権は管理人に帰属いたします。
   無断での転載はご遠慮ください。
  
☆管理人 やっぴえろ☆ 
2012/09/27(木)
インドといえば、まずは何を思い出します?


カレーやタンドリーチキン、おそらく母さんもお鼻が長いはずの象さん。

世界遺産タージマハル、ガンジス川の沐浴風景、民族衣装サリーなんかも、

有名ですよね。



さすがは4大文明の1つ、インダス文明発祥の地。

受け継がれた文化も個性的で、独自な雰囲気が漂っています。


実は、たばこでも、インド独特の製品があるばかりでなく、

同国は世界屈指のたばこ生産国なのですが、

意外に、その実情はあまり知られていないようです。


そこで今回は、インドのそこらへんの事情を探ってみます。



*ご存知の方も多いとは思いますが、

現在のインドの人口はすでに11億人を越え、世界第2位だそうです。


しかしこの数字も、1位の中国が長きに渡り、

1人っ子政策を実行したことから、

2020年代中頃には、インドの人口は中国を抜き、

15億人近くまで伸びる見込みだそうで、

この結果、世界第1位に躍り出るだろうと言われています。



もちろん昨今、例外なく、このインドでも、

禁煙地域や施設内禁煙などの煙草に対する規制は、

日に日に強化されているようですが、

増え続ける人口に比例するように、

たばこの消費量は今も尚、世界トップクラスで推移しているようです。



たばこと言えば、私達は、まず紙巻きのシガレットを想像しますが、

インドにおいて、一番流通しているたばこはビティ(ビリー)といいます。


このインド独特のたばこ『ビティ』の存在を、

みんさんは、聞いたことがあるでしょうか?


市民の貧富の差が激しいインドにおいて、

一部の富裕層シガレットを、

貧困層を中心に、このビティ』が愛用されているようです。



ビティは、

天日干しされた、たばこの葉を棒で叩いて細かくし、

テンドゥとよばれる黒檀(こくたん)の葉か、柿の葉でそれを巻いて、

片側を糸でくくり、喫煙するというもので、

そのほとんどを、貧しい人々が手巻きで巻きあげているそうです。


これには事情があるのですが、

実はインドの貧困層の間では、ビディ製造が貴重な収入源となっており、

本当は効率的な、たばこを巻く機械も存在するのですが、

国が機械の導入に高い税金をかけて、この産業を保護しているという

背景もあるそうです。



そしてビディの歴史もなかなか古いようで、


インドに、たばこが持ち込まれたのは、諸説あるのですが、

一番有力なのが1508年。

コロンブスの一行が、新大陸を発見してから16年後に、

当時、インド各所に植民地をもっていたポルトガル人が、

持ち込んだと言われるものです。


それより以前にも、どうやら煙草でないようですが、

煙を吸うという喫煙習慣は、インドには存在したようです。


しかし、たばこがこの地に上陸した後は、その地位を瞬く間に奪い、

まずはパイプ喫煙』。

その次に『ビディ』が、インド人の楽しみとなったそうです。



このビディが商品としての市場が確立され、

インド全土に広まったのは、1900年初頭といわれていますが、


その後、国内での人気は非常に高く、

年間の消費量は、シガレット900億本に対して、

『ビディ』は、なんと1兆本と言われており、

インドでたばこと言えば、この『ビディ』を指していることになります。



日本で入手する場合は、20本で500円前後するそうですが、

現地ですと、7本入りで2ルピー(約3円)くらいとなっており、

かなりリーズナブルなのも、その人気の秘密でしょう。



他に流通している、インドのたばこと言えば、

『水たばこ(フッカー)』

『噛みたばこ(グトゥカー)(バーン)』

『嗅ぎたばこ(スナフ)』

『両切りの葉巻き(チェルート)』



なども存在するようですが、

いずれも愛用者が地方に偏っていたり、

グトゥカーなどは、最近になって、口腔癌への影響が懸念されるようなり、

各州で相次いで禁止条例が出て、だんだん少数派となっているようです。



しかしその一方、

インドにおける、たばこ規制は数多くの問題をはらんでいるのが現状です。


グトゥカーなどは、禁止したのはいいですが、

禁断症状に苦しむ人々への、バックアップ体制が確立していないことから、

専門家の間では、ビディチェルートなど他のたばこの

流行するのを懸念する声があがっていたり、


前述した通り、貧困層の収入源がたばこ産業だったりすることも、

考慮しなければならないでしょう。


しかし、たばこ規制を強く打ち出しつつあるのが、

現在のインド政治の動きのようで、今後、政策がどの様に変化していくのか、

市場とともに大変注目されるところです。



↓そして注目の禁煙ブログランキングはこちらから☆
人気ブログランキングへ


関連記事

tag : たばこの雑学 社会運動・規制などの動き

この記事へのコメント:
やっぴえろさん、こんばんは!

インドのタバコの歴史。興味深く読ませていただきました。
偏見と言われればそれまでですが、インドとタバコ、あまり結びつきません(;^ω^)

規制すれば問題があり、野放しにしても問題がある。
タバコ問題はどっちにしても難しいです。。。どの国も同じなのでしょうか。
2012/09/27(木) 21:04 | URL | 祐希(Twitter:ユウキ) #Ots9DzJY[ 編集]
もぅッ!!やっぴーさんッ!!

インドといえば、レインボーマンでしょうッ!!

阿耨多羅三藐三菩提ッ!!でしょ~

やっぴーさんの、ウッカリさん♪

SHAKTIMAANでもいいYO~

やっぱり、ダルシム?

えっ、何が?(←やっぴー風)

インドの人口スゴイね~

15億人だって?想像できない人数~

一五〇〇〇〇〇〇〇〇~

ヨガシャングリラ~

まったね~


2012/09/27(木) 22:18 | URL | ひーちゃんですYO~、ちゃんひーですYO~ #-[ 編集]
こんばんは、祐希ちゃん!

そうですね、
多分それは、シガレットがごく少数しか、
愛用していないからかもしれませんね。

噛み煙草のシェアも大きいようなので、
その影響もあるのかな?

つまり、日本のような喫煙風景は、
少ないというわけです。

そうですね~
古来、たばこで利益をあげてきた国が多く、そこに最近の禁煙ブーム。
変化を求められている国は多いのではないかと思います^^
2012/09/28(金) 04:40 | URL | やっぴえろ #-[ 編集]
こんばんは、ちゃんひー!

レインボーマンはうっかりミスではないよ^^

ところでSHAKTIMAANって知らなかったから、
ググってみたら。。。
何これ^^
インドのヒーロー???
有名なの???

というか、凄いね~ひーちゃんて。

えっ、何が?(←本家)

好きなものは、とことん好きなんだね~
感心します^^
2012/09/28(金) 04:44 | URL | やっぴえろ #-[ 編集]
こんばんわ^^

インドと聞くと、まずはやっぱりカレーかしら・・(^▽^)
あと、紅茶に民族衣装のサリーもそうですよね
たばこ生産国だったのですか
知らなかったです(^-^)

水たばこはテレビで何度か観たことあるのですが
大がかりなセットになっちゃうのですね
火を付けるタイプのものとは、全く異なるのですね
でも、体に害はないとか・・だったかなぁ?
2012/09/28(金) 18:21 | URL | あめしすと       #-[ 編集]
インドでタバコっていうイメージがなかったので
勉強になりました。
それに、人口も増え続けてるんですね( ̄Д ̄;;
平均何人兄弟くらいなのかな?
2012/09/28(金) 19:22 | URL | mifa #6Q0aW8YQ[ 編集]
やっぴえろさん、こんばんは!

タバコで利益を上げ、禁煙の流れで利益減、きびしい世の中ですね(-_-)
禁煙が体に良いことであるのは間違いないんですが。

私たち医療職も患者さん(病む人)が少なくなれば皆様健康にすごしてらっしゃると安堵しますが、人員カットによる失業は免れないでしょう。どこの世も変化していくんですね。
2012/09/28(金) 20:21 | URL | 祐希(Twitter:ユウキ) #Ots9DzJY[ 編集]
こんばんは、あめしすとさん!

そうですよね~
やっぱりインドといったらカレーですよね^^
ナンも美味しいですよね。

インドには他の嗜好品もありますが、
たばこはやはり人口に比例する形で、
生産量も多いようです。
ちなみに、現在1位は中国です^^

『水たばこ』は、
一時、害が少ないと言う噂がたちましたが、
血中に取り込まれる一酸化炭素の量は、
むしろ『シガレット』より多量だと言われます。
なので、残念ながら害がないと言うことはありません。

興味がありましたら、
以前、詳しい記事を書きましたので、
左上のブログ内検索より『水パイプ』で検索してみて下さい^^
2012/09/28(金) 23:27 | URL | やっぴえろ #-[ 編集]
こんばんは、mifaさん!

インドの家族構成。
分からなかったので、たった今、グーグル先生に聞いてきました。
ホヤホヤ情報です。

一世帯の平均人数は、5~6人。
つまり、兄弟はそこから親を引いた、
3~4人とうことになります。

宗教上の理由から、
人口増加の抑制はタブーとなっているそうで、
今後も歯止めはかかりそうにないそうです。

僕もよい勉強になりました^^
2012/09/28(金) 23:37 | URL | やっぴえろ #-[ 編集]
こんばんは、祐希ちゃん!

そうですね、
多分、社会というのは、
発展と衰退を繰り返して、絶えず変化していくものなのでしょうね。

それを地球の気候を例えるなら、
この地上に生存する生物のうち、
生き残るのは、暑さに強い生物でもなく、
寒さに強い生物でもないそうです。

実は生き残るのは、
変化に対応した生物だそうです。

ひょっとしたら、
現代社会もそういった側面があるかもしれませんね^^
2012/09/28(金) 23:44 | URL | やっぴえろ #-[ 編集]
学生時代にインドヒマラヤに行ったときにずっと吸っていました。こぶしをつくって、薬指と中指の間にビディをはさんで、上(親指と指し指)から思いっきり吸いこむのが流儀だったような。
日本で買うと、500円か・・・
ほとんど輸送料と販売手数料だね
2013/05/14(火) 10:22 | URL | 愛煙家 #eOLD9.pg[ 編集]
こんばんは、愛煙家さん!
はじめまして^^

ビディを吸うのに、
そんな流儀があるんですね^^

僕は、煙草から足を洗ったので、
もう、味わう事がないとは思いますが、
禁煙前に一度、試しておけばよかったかもしれませんね^^
2013/05/16(木) 02:19 | URL | やっぴえろ #-[ 編集]
URL:
本文:
パスワード:   
この記事のトラックバック URL
この記事へのトラックバック:

 | Copyright © 禁煙所はこちら All rights reserved. | 

/ Template by パソコン 初心者ガイド