危険と迷惑をツバサに乗せて空を飛ぶ!

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2013/03/23(土)
快適な空の旅をお楽しみください。


旅客機の機内アナウンスや、航空会社のパンフレットなどで、

よく目にする言葉です。


もう今でこそ、ありませんが、

喫煙者時代に、飛行機による移動を言い渡された場合、

まず脳裏に浮かんだのは、事故などの心配よりも、

移動中、たばこが吸えないことへの不安でした。


ご存知の通り、現在の空の旅は全面禁煙。

喫煙者のみなさんにとっては、

快適ではなく、不快な旅路となることが多いようです。


でも、仕方ないですよね。

やっぱり、機内での喫煙はリスクが大きいわけで。。。

今回は、喫煙者さんに是非とも聞いておいて欲しいお話です。



*そうですよね~

今となると、とても想像が付きませんが、

思えば数十年前までの旅客機内は、

飛行中でも喫煙可能だったんですよね。


しかし、数十年前という表現は、あくまでも世界的に見た時の話であって、

実は、日本国内で発着する旅客機が禁煙となったのは、

ごくごく最近のことです。



日本のおける航空機の禁煙は、

1980年代から、徐々に喫煙可能な座席の減少がはじまり、


その後まず、1999年4月1日に、日本の空港に発着する国際線

同年10月には、国際民間航空機関の勧告により、

ANAとJALも機内を全面禁煙としたことで、

国内線に至るまで、全ての旅客機が完全禁煙となりました。


しかし、この出来事は、実は世界に比べて、

かなり遅れをとっていた
のだそうです。



世界で初めて、機内に禁煙席を設けたのは、

フィンランド航空という航空会社。

あまり聞き慣れないかもしれませんが、日本にも乗り入れており、

創業も1923年。、世界で5番目に古い老舗航空会社です。


このフィランド航空が、ロンドン行きの飛行機に禁煙席を設けたのが、

1970年の出来事。



その後、少しづつ、たばこの害の認知とともに、禁煙席の数は増えて行き、

1987年12月7日に、

世界ではじめて、エア・カナダという航空会社が、

旅客機内の全面禁煙に踏み切ったのだそうです。


しかし、前述した通り、

日本航空機の全面禁煙は、これより更に10年以上後の話。

グローバルな飛行機という乗り物の特徴を考えると、

かなり遅いと言う印象は否めませんね。


しかし、それには、理由があるようです。


エアカナダは、実はこの後3年で、アメリカとヨーロッパ線のおいて、

全ての航空機の全面禁煙を実現したそうですが、

アジア地区の路線で全面禁煙を導入すると、

旅客と共に売り上げが減少する
という市場調査を発表したそうです。


すると、このことに影響を受けたのか、

しばらくの間、他の航空会社も、全面禁煙の導入に二の足を踏み、

日本での導入は、やや遅れることになったわけです。


現在でも、機内の全面禁煙に、文句を言う喫煙者がいることを考えると、

何となく、分からなくもありません。



しかしその後、遂にエア・カナダとカナディアン航空が、

1994年の関西国際空港への乗り入れにあたり、

検討の結果、全面禁煙に踏み切ったそうです。


そしてそれが、

その後の日本の国際線、国内線の全面禁煙へと繋がるわけで、

そこから見ても、カナダの航空会社は、

禁煙において、勇気あるフロンティアというわけですね。




さて、ではここで改めて質問ですが、

航空機において、全面禁煙が望ましい理由って、

何故だか、お分かになりますでしょうか?


おそらくは大体の方が、機内に充満するたばこの煙。

つまりは、副流煙が及ぼす、非喫煙者への害を挙げるでしょう。


もちろん、それは正解です。

密閉された空間の中で、たばこを吸われたら、

有害物質からの逃げ場はどこにもないわけですから。



しかし、実は、喫煙者の方に知っておいて欲しい、

これより、もっとリスクがあって、怖い事実があります。


何となく、予想がつくかもしれませんが、

機内での喫煙は、

航空機の炎上、墜落への危険があるこというです。



今では、機内の禁煙、ライターなどの火器の持ち込み制限が、

徹底されているため、あまり聞きませんが、

実は1973年、ヴァリグ・ブラジル航空820便墜落事故、

という、なんとも凄惨な事故が発生したことがあります。


この事故は、たばこが原因と思われる火災が、航行中の機内で発生。

火災の煙で、計器などを確認できないまま、

パイロットは空港の5kmで手前で、やむを得ず機体を不時着させたそうです。


不時着には、見事に成功したのですが、

乗客乗員135名のうち124名が死亡。


うち、外傷による死亡が確認された1名以外は、

火災により発生した一酸化炭素中毒が原因の犠牲者

となったようです。



そして、この言葉を失うような事故は、

その後の航空機火災の予防の教訓となっています。


見たことがあるでしょうか?

実は、旅客機のトイレには、必ず灰皿が設置されているんです。

これって、事故の教訓と、とても矛盾しているように感じますが、

航空会社からすると、乗客を守るための苦肉の策なわけです。



ひょっとしたら、副流煙に関する注意しか頭にないのか、

それとも、これこそが、ニコチン依存の恐ろしさなのかもしれませんが、

厳重な注意やチェックがあったとしても、

どうしても、フライトが長時間に及ぶと我慢することが出来ず、

隠れて、たばこを吸う人間がいます。


中学生かよ!と思う方もいるかもしれませんが、

私も元喫煙者、機内でイライラ経験もあるので、

気持ちは分からなくもありません。


どれだけ、禁じても隠れ喫煙があるのだから、

隠れて吸われて、しかも、あらぬところに吸い殻を隠されたりしたら、

それこそ逆に危険だという判断から、

灰皿の設置は連邦航空局などにより、義務付けれれているのだそうです。


言い方を変えるなら、

飛行機は灰皿がなければ、飛んではいけない決まりがあるわけです。



時折、ニコチンの依存は強くないと言う方がいおられますが、

これだけの厳重な対処や強い警告やルールを犯してまで、

機内で喫煙をするのだから、

やはり、それは、覚醒剤やアルコールとの比較の意味だけであって、

ニコチンの依存が弱いということはないような気がします。


当人が、命のリスクを冒して、喫煙するのは構いませんが、

そこに周囲を巻き込むべきではないですよね?


逃げ場のない飛行機は、

特に、喫煙者自身が自戒すべきでしょう。

それが、吸う権利に伴う、義務な気がします。


権利には、義務が必ず伴うはずですよね?



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tag : たばこの雑学 社会運動・規制などの動き 3つの依存

この記事へのコメント:
記事を読んで
あっ!そっか!っと思いました
飛行機の機内の禁煙で
ライターの持ち込みもしなくなりますね

たばこで 飛行機で 火災があったとこは 知りませんでした
空の上で 火災なんて
逃げるところがないだけに たとえ 小火でも パニックですよね
2013/03/23(土) 19:38 | URL | kotone #-[ 編集]
こんばんは、kotoneさん!

そうですね、旅客機で火災。
想像すると、背筋がゾッとしますよね。

そのリスクがあっても、
隠れて吸うのだから、
やはりニコチンの依存度って、強烈な気がします。

きちんとルールを守っている喫煙者さん我殆どなのですから、
些細な出来ごころが起きた方には、
ぜひ謹んでほしいものですね^^
2013/03/23(土) 23:58 | URL | やっぴえろ #-[ 編集]
こんばんわ^^

飛行機内も全面禁煙というお話を
聞いたとき、なぜ?ってそのときは
思ってたのですが、記事読んで
なるほどって思いました。
離陸後、暫くしたら、私も含めて
みなさんプカプカ吸ってました(;^_^A
あれって、やっぱりおかしいですよね
爆弾抱えて飛んでいるようなものですよね

2013/03/24(日) 02:42 | URL | あめしすと #-[ 編集]
こんにちは、あめしすとさん!

そうですよね、
当時はそれが常識で、違和感を感じなかったことでも、
確率は低いにしても、
冷静に考えると、少し怖かったりします^^;

新しい研究や教訓により、
常識も変化するのでしょうね。
煙草は、その最たるものかもしれません^^
2013/03/24(日) 12:14 | URL | やっぴえろ #-[ 編集]
やっぴえろさん、こんばんは!

飛行機の火災は怖ろしいですね。
空飛ぶものは少しのトラブルでも恐ろしいのに火災など逃げようもないです。
そう思うと多少の禁煙は我慢できる気がします。

ふと思ったのですが電車のトイレにある灰皿もそういった理由でしょうか?
吸えないなら置くなよと思ったこともある心狭い人でした^_^;
2013/03/24(日) 21:28 | URL | 祐希 #Ots9DzJY[ 編集]
復活したから、壱式ひーちゃん文庫だッ!!タイトルは、変えないけど~

何とか、ブログ再開出来たYO~♪

全く、困ったものだYO~

もう、スマホでブログはやりたくないなぁ~、って言うか、やらない

ふむ、飛行機ネタだね?

高所恐怖症のひーちゃんに、飛行機ネタだね?

アレ、何でとんでるの~

空を制したら勝てると思ってるの~

何て言うか、脚立の2段目から怖いッ!!

空なんて、飛べるかってんだッ!!

ではやっぴーさん、ひーちゃんとまた遊んでクレヨン♪
2013/03/24(日) 21:40 | URL | 復活のひーちゃん♪かもしれない、かもしれない #-[ 編集]
こんばんは、祐希ちゃん!

そうですね、
飛行機事故は、確率は低いけど、
発生したら、逃げ場がないからね。
でも、祐希ちゃんは、隠れ煙草しそうにはないよね^^

電車のトイレは調べてないけど、
理由は同じだと思いますよ。
隠そうとされるのが、困るということでしょう。
2013/03/24(日) 23:32 | URL | やっぴえろ #-[ 編集]
こんばんは、ひーちゃん!
お帰りなさい^o^/

ひーちゃんいなくて寂しかったよ^^
そうだね、僕も自分で操縦出来ない分、
飛行機は好きでないかな^^;

なので、
僕が空を制する時代はこないと思う。

いえいえ、こらこそ、
また遊んで下さい^^
2013/03/24(日) 23:38 | URL | やっぴえろ #-[ 編集]
やっぴえろさん、こんばんは~

灰皿の設置が義務付けされてるとは知りませんでした。
実際に火災で飛行機で火災と言うのもびっくりです。

でもトイレでタバコを吸うと警報がなるような(笑)
なんか矛盾しているけど苦肉の策なんでしょうね。
大阪羽田間程度なら何とか我慢できても
海外便となると長時間ですからね。

小学生かよ!に笑ってしまった^^
2013/03/25(月) 23:24 | URL | すぴまま #uvrEXygI[ 編集]
こんばんは、すぴままさん!

トイレで隠れて煙草を吸うのは、
大人から子どもまで、
喫煙者の王道です。

飛行機や電車などないですが、
学生時代には、あははは~です^^;

そうですよね~苦肉の策ですよね。
トイレに監視カメラつけるわけにもいかないでしょうし。。。
機内での喫煙のリスクの大きさは、
やはり喫煙者さん自身に理解して欲しいものです^^
2013/03/26(火) 01:07 | URL | やっぴえろ #-[ 編集]
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