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2013/05/22(水)
作家、芥川龍之介を知らない方は、
おそらく、あまりいないでしょう。
『芥川賞』という、その名を冠した、
純文学の新人に与えられる文学賞は、もちろんのこと。
『羅生門
』『蜘蛛の糸
』『芋粥
』など、
いくつもの作品が賞讃され、世に受け入れられてきた、
近代を代表する日本屈指の小説家です。
芥川龍之介は生前、
大変なヘビースモーカーだったことで有名ですが、
実は、そんな彼の作品の中にも『煙草と悪魔
』という、
短編小説が存在します。
その名の通り、『煙草と悪魔』を題材とした小説です。
さてでは、大作家、芥川龍之介の『たばこ感』とは、
一体、どんなものだったのでしょうか?
作品を読み解くことからから、
その真相に少し迫ってみたいと思います。
おそらく、あまりいないでしょう。
『芥川賞』という、その名を冠した、
純文学の新人に与えられる文学賞は、もちろんのこと。
『羅生門
いくつもの作品が賞讃され、世に受け入れられてきた、
近代を代表する日本屈指の小説家です。
芥川龍之介は生前、
大変なヘビースモーカーだったことで有名ですが、
実は、そんな彼の作品の中にも『煙草と悪魔
短編小説が存在します。
その名の通り、『煙草と悪魔』を題材とした小説です。
さてでは、大作家、芥川龍之介の『たばこ感』とは、
一体、どんなものだったのでしょうか?
作品を読み解くことからから、
その真相に少し迫ってみたいと思います。

大正~昭和という時代的な風潮も手伝ってか、
非常にヘビースモーカーが多いです。
夏目漱石、内田百閒、太宰治、中原中也、菊池寛。。。
もちろん今回の主役、芥川龍之介も、この例に漏れず、
なんと1日に180本(今だと約9箱)という、
信じられないような本数を、創作や歓談の傍らに吸い尽くしていたそうです。
好んだ銘柄は、幅広かったようで、
愛好家を『バッド党』とも称する『ゴールデンバッド』を中心に、
『海のほとり
日本初の口つき煙草の『敷島』。
更に、神田のたばこ屋で、購入していた、
細いロシアたばこを好んだそうです。
しかし、もちろん何でもよいというわけではなく、
その反面、太いたばこは大嫌いという、
味を棚上げした、作家らしい拘りもあったようで、
何となく親しみを覚えます。
そんな芥川龍之介ですが、
煙草が物語のキーポイントとなる作品を、
処女作『老年』の発表から2年、
『羅生門』発表から1年後の1916年、
『新思潮』誌上で発表します。
それが『煙草と悪魔』。
芥川龍之介が得意とした『切支丹物』の1つです。
彼は、小説の執筆にあたって、
『生活と芸術』は、相反するものと考え、
『生活は生活』『芸術は芸術』と割り切ることを理想としたようで、
そんなことから、
『悪魔と煙草』に関しても、私見よりもストーリーを重視した、
彼一流の『娯楽』や『見世物』として読みもの
という見方も出来ます。
なので、物語中のたばこの扱いには、色々と解釈はあるのですが、
芥川龍之介の『たばこ感』も、薄らですが、
窺い知ることが出来るので、
今回は、簡単にみなさんにあらすじを紹介してみたいと思います。
もちろん、ネタばれなので、読みたくない方は飛ばして下さいね。
【煙草と悪魔】
煙草は、元来、日本になかった植物だが、
いつからか、法でも規制できないほど、日本に広まった。
歴史家に言わせれば、その植物は、
ポルトガル人かスペイン人が、日本に持ち込んだと答えるだろうが、
実は、悪魔が持ち込んだとする、もう1つの伝説があるそうだ。
そして、その悪魔はキリスト教の宣教師、フランシスコ・ザビエルが、
日本に連れてきたともいう。
事実であれば、キリスト教の信徒は、自分たちを咎めようとするだろうが、
西洋から、善が輸入されるなら、同時に、悪も入りこんで然るべき、
そこで、真意を近いかもしれない伝説を、改めて自分が書いてみることにした。
* * *
天文18年、悪魔はフランシスコ・ザビエルの従者であるイルマンの1人とて、
日本の地にやってきた。
すると、日本を見た悪魔は、ニヤニヤとほくそ笑んだ。
ここは、マルコ・ポーロの伝えたような、
黄金の国でも、病を治す起死回生の法を心得た国でもなかった。
これなら、悪さのし放題だ。。。
しかし、残念なことに、フランシスコ上人は、この国で布教をはじめたばかり、
悪さの媒介役となるはずの、誘惑するキリスト教徒が見当たらない。
そこで、この国にキリスト教が広まるまでの間、
ヒマを潰すため園芸でもしてみることにした。
栽培する植物は、自らが持ち込んだ、種々雑多な植物の種だ。
それから、幾月か経つと、その種は緑の葉を広げ、畑一面を覆い尽くしたが、
その植物の名を知る者は、いまだ悪魔以外、誰1人もいなかった。
そんなある日、キリスト教徒になったばかりの牛商人が通りがかり、
畑の植物に興味を持って、悪魔にその名を訪ねた。
すると、思わぬキリスト教徒の到来に、
悪魔は、ほくそ笑み、イエス・キリストの名にかけて、取引を持ちかける。
『3日以内に、この植物の名を当てれば、この畑の植物を全部あげます。
この他にも、お酒や絵もあげましょう。
しかし、答えられなければ、あなたの体と魂をもらいます』と。
牛商人は、家に帰り、とんでもない約束に後悔した。
イエス・キリストに誓った約束なので、破るわけにはいかない。
しかし、命は失いたくない。。。
そこで、3日3晩、寝ずに考え、一計を案じ、
期限の夜に、悪魔の畑を訪れる。
畑に忍びこんだ牛商人は、連れてきた牛の尻を叩き、
静まり返った畑を荒らすように、暗闇へと解き放った。
すると、寝ていた悪魔は、驚き面喰い、牛に向って言い放った。
『おい、何だって、俺の煙草畑を荒らすんだ!』
。。。悪魔は、思わず植物の名を口走ったのだ。
こうして、『煙草』の名を言い当てた牛商人は、
悪魔の鼻をあかし、見事に命をとりとめ、煙草畑を全て手に入れた。
* * *
しかし、私はこの話には、もっと深い意味がある気がする。
悪魔は、牛商人の体や魂を手にいることが出来なかったが、
結果として、煙草を日本全国に広めることが出来た。
ひょとしたら、
誘惑に勝ったと思う時にも、
人間は存外、負けている事がありはしないだろうか?
〔参考:芥川龍之介『奉教人の死
さて、どうでしょう?
全文もあまり長いものではないので、
興味がある方は、原作
前述した通り、小説なので、解釈は様々あるのでしょうが、
個人的には、この作品では、
善と悪は表裏一体で、
見る角度によっては映り方が変わる。
という、芥川龍之介が時折用いるテーマを、
『悪魔と煙草』を題材に、巧みに描いているのように思います。
後述の芥川の記述をそのまま取れば、
牛商人の命はとれなかったが、
煙草が日本に広まったのは、悪魔の思惑通り、
人間は勝ったと思ったが、実は負けていたということになります。
つまり、この場合、煙草は悪という表現になります。
しかし、小説を『崇高な造りもの』と考えていた芥川龍之介、
真意の方はどうかは、定かではありません。
しかし、彼自身、晩年は、様々な病に苦しめられたそうです。
ひょっとしたら、聡明な彼のこと、
1日に180本もの煙草を吸いながら、
この執筆の時はすでに、
『煙草の魅力は魔性に似たもの』
ということに気づいていたのかもしれません。
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この記事へのコメント:
こんばんわ^^
一日に180本は凄いですね
煙草片手に、いろいろ考えながら原稿用紙に
向かい合ってたのでしょうかね
晩年の様々な病に苦しめられた原因は煙草と
関係あるのかな・・(;^_^A
一日に180本は凄いですね
煙草片手に、いろいろ考えながら原稿用紙に
向かい合ってたのでしょうかね
晩年の様々な病に苦しめられた原因は煙草と
関係あるのかな・・(;^_^A
こんばんは、あめしすとさん!
そうですね、
もちろん彼だけではないですが、
確実に、芥川龍之介=たばこ、のイメージは、
創作活動=たばこ、のイメージの
一翼は担っているでしょうね。
私的に考えますと、
煙草は万病の素だと思いますので、
少なからず関係はあったのではないでしょうか?
そうですね、
もちろん彼だけではないですが、
確実に、芥川龍之介=たばこ、のイメージは、
創作活動=たばこ、のイメージの
一翼は担っているでしょうね。
私的に考えますと、
煙草は万病の素だと思いますので、
少なからず関係はあったのではないでしょうか?
こんばんは、やっぴーさん♪
ひーちゃんは、眠いのだ~
で、芥川さんですねぇ~
ひーちゃんと言えば、読書!!
来たッ!!専門分野ッ!!
芥川さん、読んだ事ないけど~
多分~
大体、小倉と言えば松本清張さんだけど~
1度も読んだ事がないねぇ~
小倉と言えば、松本零士さんなら読んでるけど~
まぁ~、そんなもんかなぁ~♪
善と悪とはですかぁ~
アレですね、ザンボット3!!
では、お休みなさい~♪
いい夢、見ろYO~♪
ひーちゃんは、眠いのだ~
で、芥川さんですねぇ~
ひーちゃんと言えば、読書!!
来たッ!!専門分野ッ!!
芥川さん、読んだ事ないけど~
多分~
大体、小倉と言えば松本清張さんだけど~
1度も読んだ事がないねぇ~
小倉と言えば、松本零士さんなら読んでるけど~
まぁ~、そんなもんかなぁ~♪
善と悪とはですかぁ~
アレですね、ザンボット3!!
では、お休みなさい~♪
いい夢、見ろYO~♪
こんばんは、ひーちゃん!
そうだね~
読まなくても、本を買っちゃう人だもんね。
部屋に積み上げるのが趣味なんでしょう?^^
ちなみに芥川さん、
キンドルなら0円のとかもあると思うよ。
時間があったらどうぞ。
でも、忙しいそうだよね。
いい夢みるYO~^^
そうだね~
読まなくても、本を買っちゃう人だもんね。
部屋に積み上げるのが趣味なんでしょう?^^
ちなみに芥川さん、
キンドルなら0円のとかもあると思うよ。
時間があったらどうぞ。
でも、忙しいそうだよね。
いい夢みるYO~^^
やっぴえろさん、こんばんは!
天才の考えることは凡人にはわかりがたく、私にはなんとなく~しかわかりません。
今度本屋さんに行ったら探してみます。
天才の考えることは凡人にはわかりがたく、私にはなんとなく~しかわかりません。
今度本屋さんに行ったら探してみます。
2013/05/24(金) 23:06 | URL | 祐希 #Ots9DzJY[ 編集]
こんばんは、祐希ちゃん!
そうですか^^
意味は分からなくとも、
芥川龍之介は、どちらかというと、
メッセージより、ストーリーを重視したようなので、
お話として楽しめればいいのでしょうね。
買わなくても、
名作なので図書館などでもありそうですよ^^
そうですか^^
意味は分からなくとも、
芥川龍之介は、どちらかというと、
メッセージより、ストーリーを重視したようなので、
お話として楽しめればいいのでしょうね。
買わなくても、
名作なので図書館などでもありそうですよ^^