煙草の語源って一体どれ?

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2013/08/27(火)
煙草

さて、何て読みます?


もちろん、正解は悩みの種タ・バ・コです。

当ブログの読者さんなら、

おそらく正解率は100%だったのではないでしょうか?



しかし、しかぁーし、もう一度よぉーく見て下さい。


煙草。。。。。。。。



どうですか?

実は』『1つ1つの漢字のどこをどうとっても、

』『』『なんて発音。

出てきませんよね?


つまり、これって当て字なわけです。


事実から推測するに、

まずはタバコという言葉が、先に現物と共に、日本に輸入され、

それに古人が、特徴から『煙草』という漢字を当てはめて、

庶民の間で『タバコ』と読まれるようになったのでしょう。



しかし、そうなるとタバコという言葉は、

どこからやって来たのでしょう?


今日は、煙草の名前についてのお話です。



*さて、日本に『たばこ』という物が伝わり、

そして、一気に広がったのは、

おおよそ、徳川政権下の江戸時代
と言われています。


実はこの頃から、多くの種類の異名がありながらも、

実はたばこという呼び名は、すでに一般的だったようです。



そして、語源として、最も有力として語られてきたのが、

煙草の原産地である南米カリブ海の島

トリニダード・トバコの名に由来するというもの。



もう少し詳しく言うなら、

タバコを発見したコロンブスが、探索の際に、

島民が使用していた、たばこ用の二股パイプトバゴから、

この島の名『トバコ島』と命名。


そしてタバコが、この島に自生していたことから、

『トバゴ』が訛って、『タバコ』となったと言われてきました。



しかし、何となく、説得力のある話ですが、

現在ではこの説は、間違いだとされています。



実はタバコは、

スペイン語またはポルトガル語の『tabaco』が語源であるとされています。

『tabaco』は、古いアラビアが語で薬草の一種を表す『tabaq』が、

その語源
であるとされ、


フランス語ではtabac』。

ドイツ語ではtabak』。

英語ではtobacco という発音で、定着したとされます。


タバコは、もともとヨーロッパでは、

万能薬として、広まっていることからも、

この説は、なかなか信憑性が高いのではないかと思われます。



これが、日本にもたらされた時、

当時の交流の関係から、ポルトガル語に近いタバコ

という発音で、民衆の間に広まった
といのが、現在の通説です。



しかしタバコの日本への持ち込みが、

決して一方向からではなかったため、

この呼び名が定着するまでは、かなり紆余曲折を繰り返していたようで、


伝来当初においては、当て字や発音も含めて、

おおよそ60以上の異名が存在していた
のだそうです。



有名な当て字としては、

『莨(莨?)』『淡婆姑』『淡把姑』『多巴古』『佗波古』、

『太葉古』『多葉粉』『多葉古』『担不帰』『丹波粉』。


中でも淡婆姑に関して言えば、

和語本草綱目にも記述があり、

南蛮国女人淡婆姑説という伝説が存在します。


これは南蛮国に、淡婆姑という名前の女性がいて、

その女性が、長年、患っていた『痰の病』を、薬草を用いて全快。

その薬草を『淡婆姑(タバコ)』と呼ぶようになった。

という話です。



また、中国や韓国、朝鮮から伝わった呼び名では、

『烟草(えんそう)』『莨または莨?(えんとう)』『南草(なんそう)』。


他にも、

『香煙』『返魂草』『返魂煙』『返魂香』『返魂烟』、

『淡肉果』『えん』『八角草』『仙草』『南草』『南霊草』、

『煙酒』『金絲薫』『金糸煙』『黄金楼』。



更に当時、信じられていた効能から、

『長命草』『延命草』『相思草』『思い草』『目覚まし草』、

『敬愛草』『永楽草』『貧報(乏)草』。


これらの呼び名からは、

当時たばこが、ヨーロッパだけでなく、

アジアからも持ち込まれていたことを、

物語っているのではないでしょうか。



ちなみに、

長命草』や『延命草などの呼び名は、

当時は、喫煙者の方が、非喫煙に比べて、

寿命が長いと信じられていた
ことから来るもの。

薬草として広まったヨーロッパと経緯が似ています。


目覚まし草は、

少し前にお伝えした、煙草の研究書えん録の著者大槻玄沢の弟子たちが、

共同で書いた著書の名前。



その他、文学やお話などに登場するものも多く、


返魂草は、南蛮国女人淡婆姑説同様、

伝説を元にした、たばこの呼び名だそうです。


こちらの伝説は、


日本の遥か南にある鬼国という国では、重病人を山に捨てる風習が存在し、

ある日、その国の女王が重い病にかかると、

風習通り、彼女も山へと捨てられます。

しかし、ある草の香りを嗅ぐと、たちまち元気になり、心が甦り復帰。


この草こそが『たばこ』であり、以後返魂草と呼ばれるようになった。


というもの。


良きにせよ、悪きにせよ、

何となく、これまで日本にはなかった、

特別の効能を備えた、得体のしれない草が、


急速に全国に広まったことを、

多くの呼び名が表しているようにも感じます。



そして、これら多数の名称を経て、

ようやく、その草は煙草という名で統一されたわけです。


このことは、やはり最終的には、

当時の日本は、ヨーロッパから影響が強かったということに

なるでしょう。


ということは煙草という呼び名は、

すなわち、アラビアの薬草の一種が語源となっている、

というのが正解となるわけですね。


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tag : 歴史もの たばこの雑学

この記事へのコメント:
煙草って当て字だったんですね!
改めて見ると、煙の出る草って書いてタバコと
読ませるなんてちょっと無理があるような
気がしますね(^▽^;)
私の中ではカタカナのイメージが強いです(^^)
2013/08/27(火) 02:24 | URL | mifa #6Q0aW8YQ[ 編集]
面白いですね^^

そこまで考えた事なかったです!
2013/08/27(火) 15:37 | URL | ダニー #-[ 編集]
こんばんは、ヤスヒロさん♪

ひーちゃんは、「けむりそう」って、読んでしまったZE!!
100%では、無くなってしまったZE!!
こうなったら、アレだ!!
あ~、もういいやぁ~

タバコ、逆さによむとコバタ~
バタコ~
バタコさん~
「アンパンマン、メカの素よ!!」
「今週のビックリドッキリメカ発進!!」

昨日から、夜中から朝方は涼しくなってきたYO~♪
もう、寝よう~♪
アロハァ~♪
いろはぁ~♪
2013/08/28(水) 00:15 | URL | ♪ひなの♪ #-[ 編集]
やっぴえろさん、おはようございます!

煙草
子どものころの疑問がまた一つ解決しました。

どうして‘煙草’なんだろう?と。
どう読んでも読めないじゃないか!?と思ってました。
納得です。
2013/08/28(水) 03:56 | URL | 祐希 #Ots9DzJY[ 編集]
煙草 で タバコと 読ます 理由
わかって すっきり しました
今では 毒(?)と言われてよーなものが 薬草から こう呼ばれるよーになったなんて 面白い!
2013/08/28(水) 19:12 | URL | kotone #-[ 編集]
こんばんは、mifaさん!

煙草の当て字は、
おそらく、たばこの状態をそのまま使ったのでしょうね^^

まさに草から煙が出ている状態です。

僕の場合ですが、
植物として、煙草を表す場合、
カタカナで『タバコ』。
製品としての煙草は、『煙草』『たばこ』と、
表すように心掛けています。

でも、看板などはカタカナで書いてあることありますよね^^
2013/08/29(木) 04:06 | URL | やっぴえろ #-[ 編集]
こんばんは、ダニーさん!

ありがとうございます^^
名前の由来って、掘り下げみると意外に楽しいですよね^^
2013/08/29(木) 04:11 | URL | やっぴえろ #-[ 編集]
こんばんは、ひーちゃん!

『けむりぐさ』と読んだかぁ~
実は、書きながら、ほぼ100%と書こうか迷ったんだ。
そっちにしておけば、よかったね^^

『バタコ』?w
逆さに読まなくてもいいでしょう^^
お腹出して寝ないように、気をつけてな^^
2013/08/29(木) 04:15 | URL | やっぴえろ #-[ 編集]
こんばんは、祐希ちゃん!

そうですね~
何でだろうと思っても、なかなか調べないですよね^^

僕もブログを書いてなかったら、調べなかったかもしれません。

言葉の伝播から、流通の伝播を推測できるとういうのも、
何となく面白いですよね^^
2013/08/29(木) 04:20 | URL | やっぴえろ #-[ 編集]
こんばんは、kotoneさん!

スッキリしましたか?
良かったです^^

実のところ、現代の嗜好品と呼ばれるものは、
『酒』にしろ『お茶』にしろ、
最初は薬として広まったという経緯あるそうです。

やっぱり、当時は得体のしれない効果だったのでしょうね^^

2013/08/29(木) 04:27 | URL | やっぴえろ #-[ 編集]
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