キセルという喫煙器具

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2013/11/07(木)
靴、ベルト、メガネ。。。

本当にオシャレな人というのは、小物にこだわると言います。


シャツや上着など、

目立つところだけではなく、細部に目が行き届き、

更には、その小物自体が、身につける人の個性となり、

代名詞となることがあります。



サングラスがトレードマークのタレントさん。

靴下を履かない俳優さん。

伊達メガネやねじねじスカーフ、帽子
などもその1種でしょう。


キセルと言えば、江戸の世にブームを巻き起こしてから、

約400年の間、ファッションアイテムとして、

持ち主の代名詞と
なってきましたが、。

現在、絶滅の危機に瀕しています。


では、日本の代表的な喫煙具

一体、ここまでどのような変遷をたどって来たのでしょうか?




*これは、まったく個人的になんですが、

私はキセルと言う喫煙器具には、

何となく女性っぽく、そして、艶っぽいイメージがあります。


時代劇などで、よく遊女キセルを持っていることが多いせいもありますが、

これは、おそらく、私の母方の曾祖母が生前、火鉢の前に座り、

いつも、ゆったりとキセルの煙をくゆらせていたからだと思います。


その粋な姿を、幼かった私は鮮明に記憶したようで、

今でも、テレビなどでキセルを目にすると、

その光景が、生き生きと甦ってきたりします。



キセルは、そもそも、日本、中国、朝鮮半島など、

東アジアを中心に独自の発展を遂げた喫煙器具で、

もともとは、ヨーロッパ人によってもたらされたパイプの模倣品が、

その原点となっているのだそうです。


語源については、諸説あるようですが、

最も有力視されてきたのが、カンボジア語を意味する

クセル(khsier)という単語。


これは、幕末に活躍したアーネスト・サトウという外交官が、

フランス人宣教師ベルナールが書いた、

カンボジア・フランス語辞典の中に

khsier=pipe(パイプ)という、

記述を発見したことに基づくものです。




しかし、最近では吸うを意味する、

ポルトガル語sorverスペイン語sorberの方が、

たばこ自体の伝播を考えると近いのでは?と言われています。


この吸うという単語を吸う物とした場合、

que sorberキンソベルと発音するので、

これが、訛ってキセルとなったと言うわけです。



そして、当時の風俗辞典人倫訓蒙図彙によれば、

1690年の段階で幾世留師(キセルシ)という職業が、

京都の存在したと言われており、

その後、大阪などを含めた関西を中心に、産業として発展していきました。



そして、私がキセルを見ると、曾祖母の姿を思い出すのと似た感覚で、

キセルと言うアイテムは、

持っているキセルを見れば、その人の職業が分かると言う位、

人々のオリジナリティを表すものとなって行きます。


一般的な構造は、3つの部分に分かれ、


雁首。。。煙草をつめる火皿のついた金属部分。

吸い口。。。口にくわる部分で、こちらも大体は金属製。

羅宇。。。雁首と吸い口を繋ぐ中間の管。金属、竹などの木、ガラスなど様々。


これらを合わせて、組み立てた物が多かったようです。


更に、分類も材質も多種多様で、

延キセル、刀豆形キセル、手綱形キセル、夫婦キセル
 
喧嘩キセル、陶キセル、竹キセル、ギンヤンマキセル(ガラス製)。



地名を冠した、水口キセル、光大寺形キセルなども存在しました。


ここまででも、持ち手それぞれのこだわりが存在したのが、

伝わりますでしょうか?



そして更に、キセル愛好家としても有名な浮世絵師、葛飾北斎が、

著書に職業別のキセルの形を示していますので、

以下に示してみます。



・桜。。。女持ち。如信形より。ガン首や吸口の胴が短く椀皿、ヤニ返しがない。

・朝顔。。。ガン首や吸口の胴が長い。姉妹形の夕顔形は胴が短い。

・福寿草。。。農夫のくわえキセル、または老人向き。

・芋。。。俗に徳利張または庄吉張ともいう。いかだ乗りが多く使用。

・松虫。。。商家のおかみさん向き。

・石洲。。。備前石洲と呼ばれる。肩と吸口に筋があり、脂反しがない。

・江戸桜。。。単に桜張ともいう。本式には覆輪をつける。商人持ち。
 
・利久。。。女持ちは少し長めにつくり3本筋がある。茶の湯用。

・出世。。。伊勢の4里筋ある松阪筋。江戸の3里筋のものは小松筋と呼んだ。

・本型如信。。。小松筋があり、茶の湯または上品向き、男持ち。

・御召張。。。不昧好み、本式には覆輪をつける。

・石山大津。。。近衛機屋の形という、谷火筋2本を特徴とする椀皿。商人好み。

・小姓。。。僧侶、医者などの愛玩用



他にも、

・砧形。。。町人用。

・多摩川形。。。武士が好んだキセル。

なども存在。


この様な江戸時代の人々の遊び心を表現するに、

確かにという言葉は、とてもピタリとくるように思います。


その後、発展し、名工が多く存在した産地としては、

京都三条・近江水口・坂本・肥前・肥後・仙台。


近年では新潟の燕市なども有名で、昭和4年頃には、

一時、全体戸数の10%ほどの

約190戸(390人)がキセルを作っていたそうです。


しかし、時代は流れ、

喫煙形態も、キセルから、パイプや葉巻

そして、現在主流のシガレット紙巻きたばこへと変化し、

現在では、全国を探しても、

キセル職人は、ほんの数人を数える程度となってしまったようです。


現代のオシャレは、わりと一過性のものが多いですが、

長い間、の代名詞として存在したキセルも、

時代の波には勝てなかったのでしょう。


しかし、現在でも、キセル喫煙には、根強い愛好家がいるようです。

これらの文化は、これから更にどう変遷していくのでしょう?

その行く先は何処?


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tag : 歴史もの たばこの雑学

この記事へのコメント:
こんにちは。
煙草を珈琲・紅茶・日本茶など「お茶」のような嗜好品とするなら、煙管の文化は残るでしょう。煙草をニコチン摂取の為の「薬物」とするなら、電子たばこが主流になり、刻み煙草を吸う煙管文化は無くなると思います(煙管は残る)。
煙も少なく、シガレット特有の嫌な臭いのない煙管文化は残るといいな。煙管で一服するくらいが、調度いい塩梅だったような気がします。
2013/11/07(木) 14:07 | URL | AAA #-[ 編集]
こんばんは、AAAさん!

そうですね、
キセルは工芸品とても、見事なものが多いので、
その辺は残って欲しい気もしますが、
今では職人さんの数が数える程だそうですからね。

商売として、成り立つかどうかが、
それが存続のカギのなのでしょう。

キセルの場合、今のシガレットとは違い、
二、三口吸いこんで終わりなので、
仰る通り、その程度がいい塩梅だったかもしれないですね^^

あと個人的には、軽くても耐性、離脱症状、依存性が存在するので、
煙草は薬物なんじゃないかな?
と思っています。

まぁ、でも幻覚や幻聴などを招かないから、
認めれているのかな?
2013/11/08(金) 19:29 | URL | やっぴえろ #-[ 編集]
こんばんは。
コメントの返信ありがとうございます。
たばこは僕にとっては完全に薬物であり、健康には全く良い影響の無いものでした。喫煙するメリットも???という感じでした。今もそう思っています。その認識の上で以下を書いています。

シガレット以外のたばこを吸っている人のブログなどを読むと、たばこは味や香りが重要でニコチン摂取は重要でないという感じの書き方が多いです。真偽の程は不明ですが、依存していない喫煙者もいるみたいです。依存を否定している喫煙者の共通項は口腔喫煙(ふかし)です。今のシガレットは肺喫煙が主流ですが、その始まりは戦中戦後の物資不足の頃とする説があり、意外と歴史が浅い。ニコチン摂取には最適な喫煙方法ですが、依存や健康を考えると最悪な吸い方です。

今のシガレットよりは依存性が低く、始めて続けるには敷居が少し高い煙管での喫煙。これが見直されて主流になれば、火事以外の喫煙問題の多くが解消されるのではないでしょうか。
健康に悪いのは変わらないけどね(>_<)。
2013/11/08(金) 22:00 | URL | AAA #-[ 編集]
こんばんは、AAAさん!

喫煙のメリットですか。。。
今それを問われると、僕も正直困ってしまいます^^;

何となく、個人的な喫煙のきっかけを問われれば、
僕の十代の頃は、まだ煙草を吸うのは格好いいと思われていた時代で、

ある種の背伸びだったり、大人社会の一員になりたくて。
みたいな要素が強かった気がします。

つまりは、喫煙により社交性を得られた。
というのが、当時はメリットだったのかな?
当然、今は時代が変わりましたが。

でも、煙草のメカニズムを勉強すると、
仰る通り、煙草のメリットはあまりない気がしますね。

依存に関して言えば、
多かれ少なかれ、どの形態でもニコチンは依存を招くのでは?
と思っています。

しかし、僕の中では、お酒もそうですが、
おそらく煙草も快楽の一種だと思うので、
それを全て禁止するのも、如何なものかな?
という感じもあります。
必要悪なのかもしれません。

問題は、依存だとか、害に対する世間への告知が、
不十分な所にある気がします。

それをきちんと知った上で、
吸う吸わないを判断すると言うのならOKなのかな?

いっそ、煙草の害を小学校の教科書で教えたらどうか?
とすら思います。
その上での自由の方が、フェアですよね^^
2013/11/09(土) 03:58 | URL | やっぴえろ #-[ 編集]
職業別に キセルの形が あったのですね
みんな 同じだと 思ってました
この記事を 読んで
曾祖父が 縁側に座って
キセルで 煙草を 吸ってた姿が 思い出されて 懐かしかったです
2013/11/10(日) 08:33 | URL | kotone #-[ 編集]
こんばんは、kotoneさん!

そうですよね。
曾祖父母の世代は、キセルですよね。

キセルで職業が分かる。
僕も調べるまでは知らなかったのですが、
キセルという道具は、
それだけ、一般に浸透していたようですね。

時代の変化を感じます^^
2013/11/10(日) 22:41 | URL | やっぴえろ #-[ 編集]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2013/11/11(月) 20:08 | | #[ 編集]
煙管って1種類だけかと思ったら、
色んな形があるんですね?
私の周りでは煙管を使ってる人は見ませんが、
今だからこそ格好良く見えるかも(*^^*)
2013/11/11(月) 22:45 | URL | mifa #6Q0aW8YQ[ 編集]
こんばんは、鍵コメさん!

そうですね。
キセルはそっち系のイメージもありますね。

やはり、テレビや映画の影響って強いのでしょうね^^

今は廃れてしましましたが、一時は、一世を風靡した道具。
日本人の仕事は、探れば奥が深いですよね^^
2013/11/12(火) 02:00 | URL | やっぴえろ #-[ 編集]
こんばんは、mifaさん!

粋な江戸時代の町人が、
こぞって、センスを競ったアイテムなので、
形や種類は豊富なようですよ^^

仰る通り、今キセルを吸っていたら、
すごく目立つでしょうね。
希少価値というやつでしょうか?^^
2013/11/12(火) 02:05 | URL | やっぴえろ #-[ 編集]
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