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2014/05/16(金)
『ごめんなさい』
あなたは、この言葉を、きちんと誰かに伝えられますか?
『間違いを認める』ということは、
人に弱みを見せることにも繋がるので、
実は、ある程度の信頼関係や自分自身に余裕がないと、
出来ないことなのかもしれません。
しかし『間違いを認めること』が出来ないと、
人は、長い間、習慣としてきた行動を変えることは難しいものです。
前回、『喫煙と認知の歪み』について書きましたが、
この『歪み』の自己確認は、禁煙に臨むにあたって、
おそらく、大きな力を発揮することになるでしょう。
今回は『認知の歪み』について、読者さんから、
もっと知りたいと問い合わせがあったので、
心理療法の角度から、もう少し詳しく掘り下げてみたいと思います。
あなたは、この言葉を、きちんと誰かに伝えられますか?
『間違いを認める』ということは、
人に弱みを見せることにも繋がるので、
実は、ある程度の信頼関係や自分自身に余裕がないと、
出来ないことなのかもしれません。
しかし『間違いを認めること』が出来ないと、
人は、長い間、習慣としてきた行動を変えることは難しいものです。
前回、『喫煙と認知の歪み』について書きましたが、
この『歪み』の自己確認は、禁煙に臨むにあたって、
おそらく、大きな力を発揮することになるでしょう。
今回は『認知の歪み』について、読者さんから、
もっと知りたいと問い合わせがあったので、
心理療法の角度から、もう少し詳しく掘り下げてみたいと思います。

実は、禁煙において、この心理療法が応用されているということは、
当ブログでも、もう数年前に記事にさせて頂きました。
喫煙という行動は、
ニコチンによる『身体的依存』と『精神的依存』という病であるというのが、
禁煙外来医などの認識なのですが、
『認知行動療法』とは、そのうち『精神的依存』に対応した、
治療方法であるということが言えるでしょうか。
この心理療法は、
1970年頃、アメリカの臨床心理学者のアルバート・エリスや、
精神科医アーロン・ベックにより考案された療法で、主にうつ病の治療、
現在では、PTSD、パニック障害、解離性障害、複雑性悲嘆、強迫神経症など、
多くの精神疾患へも応用されています。
こんなことからも、もし、喫煙が依存という病であるなら、
『認知行動療法』を応用することは、実はとても自然であり、
また、大きな効果を発揮するのも、当然であると言えるのでしょう。
まず『認知行動療法』を理解するには、
『スキーマ』『自動思考』『認知の歪み』という3つの重要な概念があります。
『スキーマ』とは、
そもそも、記号論という学問で使われていた言葉で、
コンピュータなどでも『データ定義のまとまり』という意味で使われます。
これをそのまま人間に置き換えてみると、
『過去に起こった、いくつもの記憶のまとまり』で、
そこから発生している『根本的な信条』や『固定観念』『人生観』が、
『スキーマ』であると言うと、分かりやすいでしょうか。
基本的な『スキーマ』は、
無意識の中に、記憶というプログラムが元で存在し、
そして、ここに、内的または外的な刺激が発生すると、
自動的にある種の思考が湧きあがってきます。
そして、この思考のことを『自動思考』と呼びます。
例えば、
普段、仕事ばかりしている人間が、ある日、少し長い休暇をもらって、
バカンスに行ったとしましょう。
しかし、その休暇中も、仕事が気になり、
『自分は、能天気に、こんなことしていて平気なのだろうか?』
などと考えたりします。
これは、過去の記憶や生活環境などにより、
『遊びは怠けていることだ』という『スキーマ』が存在し、
『バカンスなど楽しんでいてはいけない』となるのが『自動思考』です。
煙草に置き換えるとどうでしょう?
『煙草を吸うと気持ちが落ち着く』という『スキーマ』が存在し、
『イライラするから、煙草が吸いたい』というのが『自動思考』でしょう。
本来『遊びは怠けていることだ』というのも、
ニコチンにより『煙草を吸うと気持ちが落ち着く』というのも、
100%の正解ではないのですが、
このスキーマが、無意識のうちに、繰り返し表面化して、
その歪んでいるはずの認知が、
『正しい』とか『全てだ』としか考えられなくなるのが、
『認知の歪み』ということになります。
ちなみに、代表的な認知の歪みの例は以下の種類があるようです。
【代表的な認知の歪み】
1、二分割思考、両極端な思考
白か黒か。0か100か。成功か失敗か。
のどちらかでしか物事を考えられない。
2、過度の一般化
少しでも欠点があると、全てがダメだと感じる。潔癖症、完璧主義。
3、破局形成
いつも最悪の事態を考えていて、それが自分の身に起こると考えている。
4、マイナス化思考
良いことがあっても、まぐれ、裏がある、騙されている、と否定的で喜べない。
5、否定的予測
小さな出来事から『自分は嫌われている』『失敗する』などと、
否定的な予測をする。
6、自己関連づけ
自分はいつも誰かから注目されている。失敗、悪い行動を見られている。
7、過度の責任性
自分とあまり関係ないことでも、周囲の悪い出来事は、
全部自分に責任があると思う。
8、すべき思考
特に理由もなく『人は絶対に~すべきだ』『こうしなくてはならない』
と確信し、自分または周囲にそれを押しつける。
9、選択的抽出
あることにだけ強くとらわれる。固定観念にこだわり過ぎる。
10、低い自己評価
自分はダメ人間だ、何をしても他人より劣っていると考える。
11、拡大視・縮小視
あることを(特に悪い出来事)必要以上に大きく考えたり、
逆に、(特に良い出来事)必要以上に、小さなことだと感じたりする。
さて、どうでしょう?
おそらくですが、これらの項目は、みなさん少なからず感じたことが、
あるはずです。
しかし問題は、そう感じることではなく、
それを『認知の歪み』として、
常に心のクセとして、定着させてしまうことにあります。
そして更に、その定着したものが『間違い』だった場合、
修正することすら出来ずに『負のスパイラル』を生んでしまうわけです。
心当たりがあったりします?
さて、ここで再び、お話を煙草に戻してみましょう。
おそらくこの場合、禁煙をしたい時に必要なのは、
喫煙は正しい、正しくないという議論ではなく、
『自分の中に、喫煙を正当化しようとする自分自身が存在する』
という歪んだ固定観念(スキーマ、自動思考)の認知です。
あえて質問です。
喫煙って正しいことですか?
煙草って美味しいですか?
禁煙って難しいですか?
どうですか?これらの質問に対して、すぐに思い浮かんだことが、
煙草の対する、あなた自身の認知です。
そこで、更にそれを出来るだけ冷静に、
出来るだけ客観的に見ることによって、
『違う考え方も出来る』ということを、再認識してみましょう。
先程の質問で浮かんだ『あなたなりの認知』が何であれ、
答えを客観的に意識して、見つめ直すことは、
禁煙に役立つはずです。
そして、常により良き方向に修正出来るよう、準備しておきましょう。
例えば『煙草は美味しい』と思ったら、
『美味しくないのかもしれない』と見つめ直してみるということです。
ちなみに『認知行動療法』の現場では、
『認知の歪み』が『強い依存を生む』とも言われています。
つまり、ニコチンの依存を断つには、認知の歪みの修正が必要です。
認知の歪みの存在を理解したなら、
きっと、出来るはずですよ。
↓『なんとなく出来るかもー』と感じたらポチッとね☆ミ


この記事へのコメント:
認知療法、認知行動療法は、勉強会で少しだけ聞きました。(別の問題でですが・・)
難しいです。
ここで説明いただいてありがたいです。
どの考えにも癖があるんですね。
克服すべき問題について、それが邪魔をしてることもあるんですね。
いつも勉強になります。
ありがとうございます。
難しいです。
ここで説明いただいてありがたいです。
どの考えにも癖があるんですね。
克服すべき問題について、それが邪魔をしてることもあるんですね。
いつも勉強になります。
ありがとうございます。
認知の歪み、当てはまるものが
たくさんありました~(^▽^;)
ネガティブなのは、自分が傷つき
たくないからなんだと思います。
何事も程々が良いんだろうけど、
程々ってなかなか難しいんですよね・・・
たくさんありました~(^▽^;)
ネガティブなのは、自分が傷つき
たくないからなんだと思います。
何事も程々が良いんだろうけど、
程々ってなかなか難しいんですよね・・・
こんばんは、みよっちさん!
認知療法、認知行動療法は興味深い分野ですよね。
考え方を変えて、行動を変えていく。
学んでみると、特に禁煙には効果的で、
禁煙外来などの医療現場でも応用されているのが頷けます。
人って心のクセが確かにありますよね。
肝心なのは偏り過ぎないというこなのかな?
お釈尊さまも『中道を行け』と言っていますし^^
認知療法、認知行動療法は興味深い分野ですよね。
考え方を変えて、行動を変えていく。
学んでみると、特に禁煙には効果的で、
禁煙外来などの医療現場でも応用されているのが頷けます。
人って心のクセが確かにありますよね。
肝心なのは偏り過ぎないというこなのかな?
お釈尊さまも『中道を行け』と言っていますし^^
こんばんは、mifaさん!
認知の歪み、僕も思い当たるものが多いですよ^^
多分、みなさんもどれか1つくらい感じたことがあるのでは、
ないかと思います。
仰る通り、やはり大事なのは『ほどほど』
。。。なのでしょう。
例えば、危機管理からすればネガティブな思考も、
時には巡らせなければいけませんが、
それを思い続けたら、おそらく動きにくくなります。
なので、ある程度、考えたらポジティブに気分を変えられる、
というのも大切でしょう。
ひょっとしたら、人はそんな気分の揺らぎの中で生きているのが、
健全なのかもしれませんね^^
認知の歪み、僕も思い当たるものが多いですよ^^
多分、みなさんもどれか1つくらい感じたことがあるのでは、
ないかと思います。
仰る通り、やはり大事なのは『ほどほど』
。。。なのでしょう。
例えば、危機管理からすればネガティブな思考も、
時には巡らせなければいけませんが、
それを思い続けたら、おそらく動きにくくなります。
なので、ある程度、考えたらポジティブに気分を変えられる、
というのも大切でしょう。
ひょっとしたら、人はそんな気分の揺らぎの中で生きているのが、
健全なのかもしれませんね^^
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2014/05/27(火) 20:33 | | #[ 編集]
こんばんは、鍵コメさん!
検討いたしましたが、
今回のお申し出はご縁がなかったということにさせて下さい。
申し訳ありあません。
貴サイトの発展を心よりお祈り申しあげます。
検討いたしましたが、
今回のお申し出はご縁がなかったということにさせて下さい。
申し訳ありあません。
貴サイトの発展を心よりお祈り申しあげます。