ハイテク過ぎる？話せる電子たばこ！

『Vapers(ヴェーパーズ)』。


こんな言葉聞いたことあります？

何をする人たちのことだか予想がつくでしょうか？



ちなみに『VAPE（ヴェイプ）』とは、

自分好みのパーツを組み合わせてカスタマイズ可能な、

高性能の電子たばこ（ヴェラポライザー）のこと。


すなわち、ヴェーパーズと言えば、

このヴェラポライザーを熱狂的に支持する愛好家たちを指します。



世界的な禁煙ブームの流れからか、

どうやらヴェラポライザーは、アメリカなどの海外において、

サブカルチャーとして根付きつつあり、


中でもクールなヴェーパーを、

『パーソナル・ヴェポライザー（煙吐き）』

『mod(流行の最先端を行くひと）』

などと呼んだりするそうです。


ちょっと意外な流れですよね。



日本では、まだまだ、禁煙補助の器具としてのイメージが強く、

煙草を模倣したような形のものが多い電子たばこ。


しかし、海外のヴェラポライザーは、

好みのパーツでカスタマイズできるのが人気の秘密のようで、

中には、ドクロや光沢のあるメタル素材をあしらったり、

電飾、宝石の類で飾ったりと、カスタムカーやバイクのように、

ファッショナブルなアイテムとして定着しつつあるそうです。



↓ちなみに画像はこちら。

禁煙ブームで思わぬ進化！！新種のカスタマイズ「電子タバコ」が急成長中？！



しかし、よくよく考えると、もともと江戸時代のキセルなどは、

町民たちにとって、海外のヴェラポライザーと同じような位置付けで、

オシャレやパーソナリティを示すアイテム。


更に、フランスの貴族たちは、嗅ぎたばこを入れる、

スナッフボックスの豪華さを競い、

あのマリーアントワネットも、嫁入り道具として３２個の

スナッフボックスを宮廷に持参したといいいます。



本当のオシャレは小物からともいいますし、

このような流れも、自然と言えば自然なのかもしれないですね。




そして最近では、外見だけでなく、中身の技術も格段に進歩しました。


例えば、ミストの元になるリキッドも、

オーソドックスなミント味やたばこ味だけではなく、

甘いフルーツやチョコレートなどのスイーツの味。


眠気防止に、カフェインを多く配合したり、

本来の禁煙補助を考え、医師が開発リキッドなどもあるそうです。




電子的な機能の部分では、


過熱電圧が調節可能なものが現れ、

ミストを量を好みに合わせられるようになり、


更に、スマホなどの携帯端末と接続することで、アプリと連動。

これにより様々な可能性が広がっています。



アプリ連動型の電子たばこの代表的な製品としては、


フランスのメーカーが開発販売する『Smokio』や『Kosmo』。

こちらは双方とも、禁煙補助の観点から開発されたようで、


・自身のニコチン摂取量の管理

・禁煙プログラムの設定

・禁煙プログラムの達成度を友達と比較

・自分の好み（味）の管理

・シガレットを吸っていた場合との費用の比較

・電子たばこに切り替えてから、増加した寿命の計算


などを行ってくれるそうです。

今まで、独立でスマホ用の禁煙アプリがありましたが、

そのアプリと電子たばこのコラボといった感じでしょうか。



そして、もっと驚いたのは、

オランダの電子たばこメーカーSupersmokers Clubが開発した、

電子たばこ『Supersmoker Bluetooth』。


こちらは、Bluetoothスピーカー機能を搭載しており、

電子タバコでかかって来た電話に出て通話ができ、

更には、スピーカを使って音楽を再生、音量調整も出来るそうです。




電子タバコで電話。。。


個人的には、そんな機能いらんだろ！。。。とも思うのですが、

昔はいらんと思っていた、携帯カメラも今はないと不便に感じますし、

使ってみたら、ユーザーにとってみたら便利なのかもしれませんね。


将来的には、電子タバコを吸いながら、

通話や音楽を楽しむ光景が当たり前になるかもしれないです。




そして余談になりますが、それを見越してか、

ＪＴも、今年２０１４年には、イギリスの電子たばこメーカー『ザンデラ』を、

Ｍ＆Ａにより買収。


実は、通常のたばこを吸引可能な『プルーム』という、

ヴェラポライザーのネット販売もしているそうです。


しかし、ご存知かもしれませんが、

日本の法律では、毒物及び劇物取締法により、

ニコチン入り電子たばこ、リキッド、カートリッジ等の販売は禁止。



もちろん、ヴェラポライザーと電子たばこは少し定義が違うのですが、

こちらは、たばこを吸える喫煙具ということになり、

やはりこのグレーゾーンでの商売も『ＪＴ』は特例ということなのでしょうか。

何だか、ずるい気もします。




しかしそれをよそに、この流動的に進化する電子たばこ市場。

規模が大きくなるのは、どうやら確実なようで、

欧州の調査会社ユーロモニター発表では、現在約３５００億円。

２０１７年には、約１兆円の規模にまで成長する

と見られているそうです。


となるとやはり今後は、日本でもユーザーは増加するのでしょうかね？

５年１０年後は、もっともっと多機能な電子たばこが、

登場しているかもしれませんね。


例えば、

電子たばこでドアの鍵を閉める？

電子たばこでお支払い？

電子たばこで空を飛ぶ？



バカにしてはいけませんよ。

人の想像こそが、技術発展の起爆剤なのですから。



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