禁煙アロマのレ・シ・ピ♪

アロマテラピーといえば、

最近では使用する精油（エッセンシャルオイル）が、

専門店だけではなく、雑貨屋や１００円ショップなどでも、

見かけるようになったのを見ても、

わりと身近なものになったと言ってもいいのではないしょうか？



アロマテラピ─という風習は、前回もお伝えした通り、

そもそも西洋医学ではなく、民間療法として世界に広まったもの。

そんな事から、各所で様々な研究は行われているものの、

未だ科学的根拠には乏しいと言うのがその実態のようです。



一部では、抑うつや認知症に効果があるという研究報告もありますが、

やはりこれも、効果は定かではありません。


しかし、みなさんも身に覚えがありませんか？

『好きな香り』は、

嗅ぐと何となく気持ちが明るくなったり、スッキリしますよね？



これは、まさしく気分転換という言葉に相応しいわけで、

ひょっとしたら、アロマテラピ─を上手に利用すれば、

禁煙時のイライラや、再喫煙の欲求を吹き飛ばせる可能性があるわけです。


そこに着眼してか、近年では『禁煙アロマ』の講習会が行われたり、

東京青山には、クリニックと協力して『禁煙アロマ外来』というものも、

発足したなんて話もあるようです。




もちろん正式な医療行為とは違いますし、

これと言って、禁煙に決定的な精油は存在しないと言われますが、

どうやら、アロマは世界的にも禁煙に応用されている事実があるようで、

今回はリサーチの中で見つけたレシピを、簡単にまとめてみたいと思います。


アロマテラピ─はご家庭でも出来る民間療法。

もし、参考になれば幸いです。



まず、精油についてですが、アロマテラピ─は、

精油を単体で用いる場合と、

複数の精油をブレンドする場合があります。



使用法もいくつかあり、オーソドックスな方法としては、

ハンカチやタオルに数滴たらす。

アロマディフューザーという噴霧器を使って、香りを楽しむなど。



他にも、入浴剤として湯船に数滴たらしたり、

足湯、手湯の方法で、洗面器の湯に溶かして、体に浸透させる。


または、パッチテストなどが必要になりますが、

マッサージで直接、肌に揉みこむ方法などもあり、

一般的には匂いを嗅ぐ方法より、直接、皮膚に浸透させた方が、

効果が強いとされているようです。



多く流通している精油の種類は、大別して、

ハーブ系、柑橘系、フローラル系、エキゾチック系、樹脂系、

スパイス系、樹木系の７種類に分類。

それぞれ、独自の香りと効能が伝承されているようです。



その中でも、禁煙に効果がある、

いわゆる『禁煙アロマ』として多く名前が挙がっているのは、


ペパーミント、ラベンダー、ローズマリー、ユーカリ、レモン、

ベルガモット、ティートリー、オレンジ・スイート、ゼラニウム。


どうやら、ハーブ系（ペパーミント、ローズマリーなど）と、

柑橘系（ベルガモット、レモン、スイートオレンジなど）が特に相性がいいようで、

そういえば、ニコチンガムや電子タバコの味もそれと似たものが多いですよね。



言われている効能は、

中枢神経系の活性化やリラックス効果。


これは、喫煙による反応とも近いわけで、

こんなことからも、アロマは上手に使えば、煙草の代替品となり得る可能性も、

秘めているということになります。



更に、代表的なブレンド法としては、

無水エタノ－ルか、３５度のホワイトリカ－に

ペパ－ミント、ユ－カリ、ロ－ズマリ－を数滴くわえる方法。


これを大体、１週間ほど熟成させて、

喫煙欲求が起こってイライラした時に嗅ぐと良いとされています。




もちろんですが、アロマの精油はまだまだ種類があるので、

色々、研究して試してみるのも良いかもしれません。


それが楽しくなって、趣味や気分転換に利用出来れば一石二鳥ですし、

おそらく費用も喫煙を続けるより遥かに安上がりなはずです。

更に言えば、

部屋がタバコ臭いと文句を言われることもなくなりますね。



しかし、前回もお伝えしましたが、

精油の中には、特に乳幼児に対して害を与えるものもあるそうです。

そこは充分にご注意下さい。


さて、何か琴線に触れるものありましたでしょうか？

匂いという角度からの禁煙補助のアプローチ。

みなさんも試してみてはいかがでしょう。



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