物理学者、寺田寅彦のたばこ随筆

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2016/06/24(金)
天災は忘れた頃にやってくる

大きな災害があると、必ずと言っていい程囁かれる言葉ですよね。


しかし、この言葉を語ったとされる人物って、

みなさんはご存知ですか?



一般的には、

明治、大正、昭和の三時代を生きた物理学者(自然科学者)、

寺田寅彦という人物だと言われています。


聞いたことがおありでしょうか?



寅彦は、優れた論文、著書に贈られる帝国学士院恩賜賞

受賞するほどの物理学者なのですが、

同時に若い頃より、かの文豪、夏目漱石に師事。

その文筆力を武器に、良質の随筆や著書を世に送り出しました。



その作品の中に喫煙四十年という煙草に関連する物がありまして、

これを記事のために読んでみたら、実に面白い。


今回はこのエッセイを中心に、

寅彦の目を通した当時の喫煙文化と彼自身の関わり方を、

紐解いてみたいと思います。





*文系と理系

他にも、右脳型、左脳型みたいな言い方もされますが、

得意分野が違ったりすると、思考回路に弱冠の相違

感じたりする時ってありますよね?



私事ですが禁煙というテーマで記事を書く場合、

資料がどうして医学中心となることが多いので、

難しい研究論文などに目を通すこともあったりします。



文章というのは、そもそも難しい事柄や、

一風変わった切り口をシンプルに伝えるのがベストだと思っているのですが、

しばしば、理系の方の書く文章というのは、

これに当てはまらず難解なことがあります。


化学式や専門用語などが登場すると、お手上げですね。




そんなことも手伝ってか、実は私は今まで、

寺田寅彦の作品は読んだことがなかったのです。


しかし今回手に取ってみると、流石に夏目漱石に学んだ人物。

読み物としてかなり面白く、

更に高名な科学者らしい分析力が的確で心地よく、

私の持つ『理系の書く文章』のイメージを、

良い意味で裏切ってくれました。


みなさんも機会があれば、読んでみて頂きたいなと思います。





さて、物理学、文学の分野において幅広い活躍をみせた

この寺田寅彦という人物。

実は彼は、四国土佐(現在の高知県)出身。

かの坂本龍馬の幼馴染み、寺田利正という人の子なのだそうです。



生誕の地は、1878年の東京麹町なのですが、三歳の頃から高知に転居。


18歳になると、政官界に卒業生を多く送り込む、全国に8つ存在する、

ナンバースクールの1つ、熊本の第五高等学校に入学。


ここで、英語教師の夏目漱石、物理学教師の田丸卓郎と出会い、

その才能に磨きをかけたようです。


要するに若き日から未来を嘱望されたエリートというわけですね。




喫煙四十年を読み解くと、

寅彦が、煙草を吸いはじめたのは、15、6の中学生の頃。


未成年者喫煙禁止法を施行されるのが、

これより6、7年後の1900年ですから、

特に違法ということもありませんでした。




喫煙開始のきっかけも、同居していた同年代の甥っ子への憧れのようで、

当時の風潮からすれば、この年齢の喫煙は珍しくありませんでした。


現に、愛煙家であった両親も寅彦の喫煙を快諾したようで、

皮製で財布のような煙草入れや、

真鍮の鉈豆煙管を買い与えていたようです。




そして、面白いのは、


『はじめのうちは煙を咽喉へ入れるとたちまち噎せかえり、

 咽喉も鼻の奥も痛んで困った、それよりも閉口したのは

 船に酔ったように胸が悪くなって吐きそうになった』



と、喫煙四十年に、吸いはじめの頃の心情や描写が

細かくされているところです。


吸いはじめは、気分が悪くなったり、不味かったりと、

それを克服して一人前(?)のスモーカーになるまでの様は、

現代の喫煙者さんたちも共感を覚えるのではないかと思います。




そして、寅彦の喫煙開始初期は、キセルが主流

まだ、たばこ産業は専売になっておらず、

ここから、紙巻き煙草が普及して行く様子も興味深く書かれています。


ピンヘッドとかサンライズという銘柄の流行。


この頃から煙草に対して、盛んに香料の添加などが行われるようになり、

寅彦は代表的なサンライトという銘柄を挙げて、

『煙草の味もやはり甘ったるい、しつっこい、

 安香水のような香のするものであったような気がする』

と、流行りはじめた紙巻き煙草の感想を述べています。



更に、銀座通りで当時たばこ王と言われた、

赤服の岩谷松平の乗る馬車に出くわしたエピソードを語り、

彼は、派手な生活は庶民からは嫌われていたが、時代の寵児であり、

生まれるのが早すぎたなどと、その人物を評しています。


実に、鋭く饒舌ですよね。




そして、寅彦東京帝国大理科大学実験物理学科を主席卒業。

1909年には、ドイツのベルリン大学に留学を皮切りに、

パリ、イギリス、アメリカを歴訪して、学識を深めます。


その間の喫煙事情も喫煙四十年には記していて、


戦前のドイツは葉巻が安くて、喫煙天国

ベルリンの美術館の入り口には、蝋燭立てようなものが設置されていて、

葉巻は置いておくと火が消える習性を利用した葉巻預かり所まで、

存在したこと。


逆にフランスのパリでは、すでに煙草の専売制が導入されており、

ワインが安くて、煙草は高価。火を点けるマッチも高く、

喫煙のために貧困に喘いだと語っています。


面白いですよね。




そして更に、寅彦のたばこ感で最も印象的だったのは、


たばこは、五感以外の感覚で味わうもの


真剣にはたらいたあとの一服が一番うまい。

 閑で退屈してのむ煙草の味はやはり空虚



極めつけは、

人間の生活程度が高ければ高いほど余計に煙を製造する

というもの。


なるほど、火の活用。産業の発展。火薬やガソリンや石炭や重油の煙を作り、

軍事力の発展。

寅彦の物言いは的確で、かなりの説得力を持ち、

喫煙家は考えようでは製煙機械のようなものである

とまで言い切っています。



その一方で、その煙は取り扱いを間違えれば、

不注意や不始末で莫大な金を煙にした上に沢山の犠牲者を出す
という

苦言で随筆喫煙四十年を締めくくっているのですが、


この寅彦の憂慮が的中するように、

エッセイが発表された、おおよそ5年後には、

日本は第二次世界大戦の戦火に包まれています。




もちろん、その大戦による煙の記憶は、私たちを反省させて、

害となる様々な『煙』の無煙化にも繋がっているのかもしれませんが、


寅彦は他の東京大震災を語る随筆の中では、

人間も何度同じ災害に会っても決して利口にならぬものであることは

 歴史が証明する


とも語っています。


これが天災は忘れた頃にやってくる

教訓に繋がるのでしょう。



さて、では煙草の煙は益と災いのどちらを導き出すのでしょう。


寅彦はこの答えは明らかにしていませんが、

何か明確な答えを自分の中に秘めていたような気もするのですが、

いかがでしょう。。。?




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この記事へのコメント:
天災は忘れた頃にやってくる~
天災レベルでは無いですが~
雨雲は、ついて来ます~
着替えて出ると、どしゃ降りが待ってます~
傘を持って出ないと、どしゃ降りが待ってます~
常に、降水確率を50%上げます~
真冬だと、猛吹雪が待ってます~
サッチィがいると、晴れたり~
遊びまくった後に、雨が降ります~
来週の土曜日、ひーちゃんお誕生日ツアーの予定なのですが・・・
1週間天気予報を見ると・・・
サッチィの激運、よろしくプリーズ

そうそう、夏目漱石!!
う~ん、そう言えばよく知らん~
そうそう、寺田さん!!
寺田農さん!!
ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ!!
最後まで完全に悪人の、ジブリの中では珍しい悪人~
次は耳だ!跪け!命乞いをしろ!
ジブリの~、声優さんでは無くて~
無理やり俳優さんを使うのはウンザリだけど~
ムスカ役は、寺田さんしか無いNE~
目が、目がぁ~!!
え、寺田違い?マジで?
そうそう、寺田さん!!
寺田克也さん!!
あの、鳥山さんがデジタルのペイントの仕方を、習いに行ったと言うあの~
まぁ、それほど寺田克也さんの絵が好きなわけでも無いけど~
え、寺田違い?
そうそう、寺田恵子さん!!
SHOW-YA!!
いやぁ~、CD持ってるYO~♪
寺田恵子さん、カッコいいよNE~♪
いやぁ~、14歳疑惑が湧きそうだから逃げるZE~!!
ドロン!!
2016/06/24(金) 23:47 | URL | (・ω・)ノ三村鶴です ♪ #-[ 編集]
こんばんは、三村鶴さん!
鶴姫って目出度い名前だから結構いるけど、
三村さんとこの鶴ちゃんかい。
ひーちゃん、どこで存在を知るんだろう。
アニメか、ゲームかね?^^

降水確率50%か。
面白い表現で笑いました。
そうだよね、降ってないのに降り始めるってそういうことだよね^^
真冬だと、猛吹雪。
九州なのにすごいな~
生粋の雨女って本当にいるんだな~
もう、何らかの神の血筋とかなんではなかろうか^^
サッチィは女神だから、神そのものだけどね。

寺田農さん。寺田克也さん?
寺田違いで押してきて、
最後は寺田恵子さんで来たか~
元バンドマンとしてはかなりのツボでした。
あの方、今も全盛期と同じような雰囲気で凄いよね~^^
2016/06/25(土) 05:26 | URL | やっぴえろ #-[ 編集]
『人間も何度同じ災害に会っても決して利口にならぬものであることは、歴史が証明する』って言葉、
よく 同じ失敗する私は、すごく 身にしみました。


2016/06/28(火) 08:09 | URL | kotone #-[ 編集]
こんばんは、kotoneさん!

そうですね。実は僕もそうです。
色々な失敗をして学んでいるはずなのに
常に緊張感を持ち続けるのって難しいことですよね。

避難訓練って意味があるの?
と思ったりもしますけど、人間の性質上必要なのだろうな~
と再認識することがあります。
2016/06/29(水) 03:56 | URL | やっぴえろ #-[ 編集]
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