たばこの匂いの軍医・森鴎外の光と影

放送作家による禁煙と煙草の総合サロン!美容・健康情報もプラスして配信中!
★禁煙所はこちら☆スポンサーサイト★
☆★☆★☆いらっしゃいませ!☆★☆★☆

☆お客さまへ☆
◇やっぴえろの禁煙ブログ『禁煙所はこちら』では、あらゆる角度から、
  『禁煙』『たばこ』及び関連の深い『健康』『美容』について考察しています。
 どうぞお気軽にコメントなど書き込んでいってください。
  (※但し、誹謗・中傷・宣伝などは禁止とします。)
◇尚、当ブログ内の文章・画像・その他の著作権は管理人に帰属いたします。
   無断での転載はご遠慮ください。
  
☆管理人 やっぴえろ☆ 
2016/07/29(金)
政治家はモラリストである必要はない


そういえば、子供の頃読んだ歴史小説の中に、

そんな文言が綴られていたような気がします。。。



組織においては、

競争に勝つために、時にモラルを捨てることで這いあがり、

それにより時の実力者となる人物を見かけます。



みなさんご存知、

明治・大正を代表する小説家、森鴎外

実は、その一人と言っていいかもしれません。



鴎外は時折、同時代の夏目漱石と並び評される文豪ですが、

彼は陸軍軍医として、官僚としても、

国のトップへ上り詰めた人物であることはあまり知られていません。



そして、鴎外は大の愛煙家であり、

嗜好品という言葉の生みの親だったりするのですが。。。

彼の抱えた光と影

煙草のエピソードと共に少し覗いてみたいと思います。




*森鴎外と言えば、

おそらくは何を置いても舞姫』。

この作品が有名でしょう。


山椒大夫』『澁江抽斎』『高瀬舟など名作があるのですが、

教科書に掲載されていることもあり、

やはり、この小説の印象が強いのではないでしょうか。




森鴎外本名は森林太郎


明治維新の6年前の1862年(文久2年)、

石見国津和野(現島根県津和野町)で、第一子として誕生。


実家は代々、津和野藩の典医(専属の医師)を務める家系で、

幼い頃からすでに、論語、孟子、オランダ語を学び、

四書(大学・中庸・論語・孟子)、

五経(易経・書経・詩 経・礼記・春秋)、

左伝、国語、史記、漢書などを復読。


9歳の頃には15歳の学力を持つ神童として、

周囲から将来を嘱望されたそうです。



1872年に転勤になった父に従い、11歳で上京。

進文舎に進みドイツ語を学び、

わずか13歳で現在の東京大学医学部の前身、

東京医学学校に入学した
そうです。


いわば、エリート中のエリートということになりますね。



本科に進むと、医学を学ぶ傍ら、

江戸幕府医学館教授佐藤元長に漢詩・漢文を学び、

これがどうやら文学の基礎となったようです。



鴎外はその後、のちに確執を生む同期生の小池正直の推挙により、

本科卒業後、陸軍軍医となり入省。


そして1884年には、国の命令によりドイツに留学

色々な意味で、ここでの経験化が鴎外に大きな影響を与えます。


ドイツの大学の自由な気風は、

彼に欧州文学に親しむ時間や女遊びなどを教え、

更には、葉巻を覚えたのもこのドイツ留学中なのだそうです。



ちなみに煙草に関して言えば、鴎外は、生涯葉巻党』。

5つ歳下の夏目漱石は、根っからの紙巻きたばこ党』。

こういった側面から見ても、彼らの比較は実に面白かったりします。




そして、この頃、鴎外が恋仲となったのが、

ドイツ人女性のエリーゼ

何を隠そう『舞姫』に登場するヒロインエリスのモデルとなった人物です。


彼女は鴎外が日本へ帰国後、彼を追って来るのですが、

鴎外の一族の猛反対にあい、母国へと送り返されてしまいます。


鴎外は生涯、彼女のことを思っていたと言いますが、

実は『舞姫』はエリーゼを思って描かれた物語であったわけで、

この後も鴎外は、自身や周囲の現実をモチーフに、

作品を書き上げて行くスタイルが主流となりました。





そして、軍医としての森鴎外と言えば、

当時、陸軍で流行していた脚気(かっけ)という病を、

ビタミン不足からくるものではなく、細菌による伝染病と解釈。


『麦飯』を『白米』に変えるという間違った食事療法を指導して、

約25万人を罹患。約2万7千人が死亡する事態を招いたと言われます。



その後、これが遠因か分かりませんが、

同期の小池に出世コースを奪われ、

地方(小倉)に左遷となったりもします。


しかし、起死回生を狙って、

時の権力者である陸軍大将、山県有朋に取り入りを画策。

再び小池を押しのけ、1907年には軍医の最高位、陸軍軍医総監に昇進。

更に、人事権を掌握する陸軍省医務局長に就任します。




鴎外はこのようなポスト争いでの嫉妬。

脚気事件による軍医として失態から批判も多いのですが、


捌け口として、その心情や憤りを小説に織り込んで表現していることが多く、

結果的にそれが泥臭さとなって、読者にうけることになったのかもしれません。


つまり言い換えるなら、

小説はモラリストである必要はない

といことになりますね。


それも、当たり前。

四角四面で正論だけの小説など読んでもつまらないものですものね。




そして、鴎外は面白いことに、

1912年の短編小説藤棚の中で嗜好品を語り、

その上で、この原理と似たようなことを述べています。



薬は勿論の事、人生に必要な嗜好品に毒になることのある物は幾らもある。

 世間の恐怖はどうかするとその毒になることのある物を、

 根本から無くしてしまはうとして、必要な物までを遠ざけやうとする。

 要求が過大になる。出来ない相談になる




暗に必要悪を容認するスタンス?、、、何となく窺えますね。





しかし、その反面、子供たちには優しい父親だったようで、



長男の於菟は、

『小学生だった頃、鴎外は休日には彼を連れて郊外の茶店に出かけ、

 一日中、葉巻を加えてドイツ語の本を読んでいた。

 於菟の方は捕虫網を振り回して蝶を捕まえ、

 夕方、肩を並べて帰途につく折りには、

 於菟は「父ののんびりした気持に抱擁され」たような気がした』


と父の思い出を語り、



長女の茉莉はエッセイ集父の帽子の中で、鴎外のことを、

『彼は葉巻の香い(におい)と微笑い(わらい)の男である

 私の幼い時代は、彼のわらいと葉巻のにおいの中にあった

 焦げたような茶色の、太巻きの葉巻はハヴァナ産である

 薄藍色のハヴァナの烟と、その向うにある彼のわらい

 それ以外に私の幼児の想い出がない、といってもいい、、、』

と記し、



更に、次女の杏奴も著書晩年の父の中で

『晩年の鴎外は葉巻を吹かしながら本を読みふけり、

 部屋は天井まで本で埋め尽くされていた』



と、鴎外が葉巻を吹かす情景。読書。笑顔を伝えています。



説明は必要ないでしょう。

森鴎外はそういう一面をもった人物だったのでしょう。



この人間臭さが、卓越した語彙力により表現されたことが、

鴎外文学の魅力なのかな?と思ったりもするのですが、

モラルを重視する現代では、もの凄く叩かれそうですよね。



↓卓越したポチをお願いします☆ミ
にほんブログ村 健康ブログ 禁煙へ
にほんブログ村
関連記事

tag : 歴史もの

この記事へのコメント:
お、ココで政治ネタ!!
流石は毒舌王やっぴーさん!!
福岡県民だけど~、気になる都知事選!!
すいません、ウソでした!!気になって無かったです!!
アノ、山本太郎さんが絶賛してましたNE!!
「鳥越さんは、日本を真の独立に導く人です」と!!
しかも、盛り上がってる!!
都知事なのに、やっぱ東京は違いますNE!!
都知事選、色々と笑わせてもらいます~♪
もっと、都知事選爆笑ネタを入れたいけど~
もっと気になるネタがありますよNE!!
そう、シン・ゴジラ!!
庵野さんが監督だから、昭和特撮全開かと思ったら~
着ぐるみゴジラでは無くて、CGゴジラだったNE~
まぁ、モーションキャプチャーが、野村萬斎さんとか~
そう来ましたか!!ですけど~
サッチィに「見に行こうZE!!」って言ったら~
「いかない」って、即答だったけど~
見るなら、4DXでみたいよNE♪
ハリウットゴジラとか、見た事が無いけど~
見るまでも無いけど~
ゴジラ好きとか言う監督さんが、インタビューで~
「ゴジラは海から来るので、エラを付けました」とか~
堂々と自慢げに話してましたけど~
おいおい、マジでゴジラ好きなのか!?
エラとかいらんでしょ!!
そこは、浪漫でしょ!!
アレは、無かったことにして~
まぁ、久しぶりの日本のゴジラ!!
楽しみですNE~♪
2016/07/29(金) 23:05 | URL | (・ω・)ノリマの秘宝です♪ #-[ 編集]
こんばんは、(・ω・)ノリマの秘宝ですさん!

徳川埋蔵金?
マロンだね~いやロマンだね~
栗じゃね~し^^
そういえば、徳川埋蔵金探してるおじさんいたよね?
いや、糸井重里さんじゃなくて。
あの人って今どうしてるんだろ?
僕も発掘したいな。楽しそうだよな。
え?遊びじゃない?
そうだよね。
マロンだよね?
え?違う?

都知事ね。。

ゴジラ、野村萬斎さんの動きなの?狂言な動きなの?
それはそれで面白そうだな。

都知事ね~ね~

サッチィ、ゴジラは興味ないんだ。
ひーちゃんの誘いを一刀両断に切り捨てるんだ。
やる時はやる女だね。

小池さんはやる女なのかな?
それにしても、都知事色んな人が出てて民主主義だよな~
って改めて思いました^^
2016/08/02(火) 02:42 | URL | やっぴえろ #-[ 編集]
URL:
本文:
パスワード:   
この記事のトラックバック URL
この記事へのトラックバック:

 | Copyright © 禁煙所はこちら All rights reserved. | 

/ Template by パソコン 初心者ガイド