常識を変えた路上喫煙禁止条例

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2017/08/12(土)
常識

この言葉って好む人と嫌う人が顕著に分かれると思います。


ウィキペディアによれば、意味は、

社会の構成員が有していて当たり前のものとしている

社会的な価値観、知識、判断力のこと。

対義語は『非常識』。



これは新たな技術、多数派の変化、条例や法律などのルールによっても、

その時々で大きく変化するわけで、いわば流動的なものなのかもしれません。



歩きたばこ

今ではほとんど見なくなった悪習ですが、

昭和の時代は当たり前のように毎日路上で目にする光景でした。


歩きたばこ禁止が常識となる流れを作ったのは、

みなさんもまだ記憶に新しい、

東京千代田区による過料(罰金)付きの路上喫煙禁止条例でしょう。


当時は賛否両論であったこの条例。

その制定の裏側、効力、民意の変化

どんなものなのでしょうか。




*今では都市部の繁華街を中心に、当たり前となりつつある

路上喫煙禁止に関する条例

最初に施行したのは、東京都千代田区だったことを

みなさんは覚えているでしょうか。



2002年(平成14年)おおよそ今から15年前。

歩きタバコに対して日本で初めて罰則を過料(2000円)の徴収を

適用したことから『煙草』に対してばかり注目が集まりがちですが、


正式にはこれ

安全で快適な千代田区の生活環境の整備に関する条例

という、ポイ捨てのみならず置き看板や落書き、違法駐車など、

町の美観や風紀を損なう可能性のある事象全般を、

規制しようという法律
です。


マスコミもこぞって過料(2000円)の徴収に注目したため、

喫煙者のみをターゲットとしたものと勘違いされがちですよね。




思えば2002年頃といえば、私もまだ喫煙者。


しかも、当時本社が麹町にあった日本テレビで番組を抱えていたため、

千代田区に足を運ぶことが多く、

路上喫煙禁止条例に怯え、また腹を立てていたのをよく覚えています。


ワザと人通りのない裏通りを歩いて、

コソコソと歩きタバコをしながら局に向うという、

今思えば、かなり大人げない行為をしてたことに羞恥心を感じます。




色々意見もあるのでしょうが、

そもそも日本はその喫煙率の高さから、

世界的に見ても喫煙に対して好意的な国でした。


しかし、2000年前後から、

健康増進法たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約への批准

など法的な整備が進み、これに伴い喫煙率が低下。


同時に、様々な社会運動やキャンペーンにより、

喫煙(副流煙)の害が改めて広く認識されるようになったことから、

国民全体の意識が大きく変わり始めたように思います。


私もこの辺りから、周囲に喫煙に対して口うるさく言われるようになりましたし、

千代田区による『歩きたばこ規制』は、

時代の流れに沿ったものだったように思います。




しかしマナーからルールへがスローガンであった当条例も、

それまで、喫煙者のマナーに任せて、個人の嗜好とされてきた喫煙に対して、

法律で罰則を設けるという試みは何度となく反対派の「やりすぎ」という

批判に晒され、「(施行を)諦めようか」という状況に立たされたそうです。



運用の問題も、

当初は警察が介入する『罰金』という形で法案が詰められていましたが、

これだと、

歩きタバコ発見→没収→告発→捜査→罰金、科料、拘留などの刑事罰。

(※逮捕可、前科になる、14歳未満は課すことが出来ない)

と、警察にも頼り、かなりの労力がかかるのですが、



現在、定められているような『過料』だと、

歩きタバコ発見→没収→自治体が税金と同様に滞納処分とし過料を徴収できる。

(※逮捕不可、前科にならない、14歳未満にも課すことが出来る)

と、自治体のみで運用が可能となるのでこちらを採用。




そして、

・子供がお菓子のゴミを路上にポイしてしていたら、大人は注意するのに、

 同じことを大人がしているのはおかしい。


・すれ違いざまの火傷などの事故や副流煙による煙害がなくならない。


・それまでも罰則なしの努力目標があったが、マナーに頼るには限界がある。


などの理由から、2000円という安過ぎず高過ぎない過料を設定して、

2002年10月1日施行。

過料は2002年11月1日から開始。


となったそうです。




ちなみに条例施行以降の千代田区の報告による路上喫煙過料処分件数は、

以下の通り、



路上喫煙過料処分件数』(単位は件数)


平成14年度 2,583

平成15年度 5,388

平成16年度 6,002

平成17年度 9,069

平成18年度 10,799

平成19年度 8,948

平成20年度 7,146

平成21年度 6,209

平成22年度 5,684

平成23年度 5,874

平成24年度 6,240

平成25年度 7,008

平成26年度 7,252

平成27年度 7,207


【千代田区HPより】


路上喫煙禁止地区の拡大、パトロールの頻度などにもよりますが、

相変わらず後を絶たないのが現状なのでしょうか。




しかし一方で、区内全体の美観や風紀の観点からみれば、

明らかに路上へのポイ捨てが減り、とある店の従業員によれば、

店前の清掃が以前は日に数回行ったいたのがほぼ必要なくなったそうです。


区は、条例の議論当初から、

アメリカ・トラガーズ大学のジョージ・ケリング教授による

われ窓の理論

「ビルの窓ガラスが割れたまま放置されていると、監視が行き届いてないと見られ、

次々と窓ガラスが割られて、やがては大きな犯罪につながる」


を例として、煙草のポイ捨ては他のゴミの呼び水となるとしていたことから、

取り締まりによる目的はある程度達していると思われます。



秋葉原地区のポイ捨て吸い殻定点観測においても。

平成14年9月29日に合計995本だったのが、

条例施行後の翌10月以降は、20本以下の状況を継続


区内のタバコの投げ捨てが原因の火災も20件前後から10件前後と、

半減
したそうです。



歩き煙草の火種がぶつかる事故、副流煙による害などを含めて考えると、

弊害はかなり減り、成果は出ていることになりますね。


2005年の調査で、条例への賛成意見が76%・反対意見が24%。

高い支持も納得です。



勘違いないように補足しておきますが、

千代田区では歩き煙草やポイ捨てが禁止なだけで、

許されているスペースであれば、喫煙は可能です。


条例施行当初は、JTがスモーカーという喫煙可能な車両を走らせたそうですが、

個人的にはこれは非難ではなく評価してもよいと思います。


自治体は、煙草の販売を促進しまう恐れから、

税金を使って喫煙所の設置は出来ないのですから、

煙草を奨励する企業や団体が、喫煙者をサポートすべきなのでしょう。



やはり、これらの動き成果、市民の歓迎ムードをみても、

喫煙に関する社会全体の『常識』は変化したのですよね。


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tag : 社会運動・規制などの動き 禁煙でいいこと やっぴえろのポツリと

この記事へのコメント:
やっぴえろさん、こんばんは。

普段長野県に住んでいると、禁煙条例などはなくいつでもどこでも吸える(禁煙店舗を除いて)ので、東京に行くと窮屈さを感じます。
歩きたばこは祖母宅の無駄に広い敷地内でしかしたことはないですが。
しかし東京も条例、五輪の影響か禁煙店舗が増え、路上喫煙も禁止の方向に進み、喫煙者には肩身の狭い世の中ですね。

しかし、歩きたばこによる害(ポイ捨て含め)を考えれば必要なことなんでしょうね。
マナーからルールへ、とすれば守る人も増えるでしょうし。
喫煙者からみたら、条例は必要悪でしょうか。
2017/08/15(火) 19:23 | URL | 祐希 #Ots9DzJY[ 編集]
こんばんは、祐希ちゃん!

そうですよね。僕らのように
以前のような喫煙者が優遇された環境を知っていると、
かなりの変貌と肩身の狭さを感じますよね。

多数派がいつも正しいわけではないのですけど、
喫煙環境に関しては
その変動に比例して変化しているように感じます。

ニュートラルの立場から見ると、
喫煙で他の誰かに迷惑をかけマナーで歯止めがかからなければ、
ルールとなるのは仕方ないのでしょうね。
2017/08/16(水) 18:37 | URL | やっぴえろ #-[ 編集]
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